「係就任式」で誓った、教えに生きる思い
自分も、人も、皆でもっと仕合せに

批判や悪口が横行する社会の流れにのまれ、人との関係が希薄化し、家族であってもいがみ合う…。そうした中でも、人と触れ合う楽しさを味わいながら、心を磨けるのが、神示教会の「地域」。真理を学ぶ者同士が、教えを実践し合って成長を図る、神が導き、守る環境です。
その地域に新たな「係」が誕生したことを祝う「係就任式」が、12月14日に行われ、神総本部光寿会館は笑顔の人々で埋め尽くされました。仲間からの祝福を、緊張した面持ちで受けるのは、新任係の方々。救われる喜びを味わった分、人の仕合せを願い、「愛の心を磨きたい」「お役に立ちたい」という思いで、係となった人たちです。併せて、年齢や環境面などで係を交代した人も、新任係にバトンを渡すべく同席。温かい雰囲気に包まれる中、神奉仕供丸清先生にご臨席を賜り、係就任式がスタートしました。

最初に職員からの祝辞が。続いて、新任係を代表してお二人が、自身の救われた体験とともに、係としての決意を発表しました。

相手にかけた真心は、必ず自分に、さらには子、孫に、喜びと返る。「係」になったからには手にしてほしい姿をお伝え

逃げ出したかった人生が、家族と分かり合え、思い合える、奇跡のような毎日へ。「どんなにつらい人生も変えられる！」と伝えていきたい気持ちを力強く

会話が苦手で、一人が楽だった自分が、相手の身になって関われるように…。支えてくれた妻や家族への感謝いっぱいに、係として、自ら人に声を掛けていく誓いを

等身大の発表に、惜しみない拍手が

さらに、地域のまとめ役を担う地域窓口からお祝いの言葉が贈られました。

「私の自慢は、地域の仲の良さ」「地域の仲間は宝」。とにかく温かく、触れるほど生き方が磨かれる…と、地域の価値を熱く語って

重ねて、供丸清先生が、神魂の愛を代弁するかのように、何度も「今よりもっと仕合せな未来を手にしてほしい」「子、孫に良き因を残してほしい」と呼び掛けてくださいました。教えで生きれば、必ず人生が好転する。その輝く姿を周りに示し、相手に寄り添い、「あなたも仕合せになれる」と共有していくことが、いかに大切か…。「係として、誰かのために使った心は、係の立場がなくなっても、いついつまでも消えることなく残ると知ってほしいのです」。温かいお言葉が心に染み入り、出席者たちは大きくうなずいていました。

当日の神示

神奉仕供丸清先生

愛をかけ続けてくださる神魂への感謝を深め、教えに生きる信念を心に刻んだひととき。最後は、全員で、教会歌「希望の光」の斉唱です。自分も、家族も、周りの人も、今以上の仕合せを手にできるよう、共に心を磨いていく決意を込めて、歌い上げました。

終了後は、感動を語り合う輪が至る所に。「発表者の話から、自分の頑固な性格が、人との関わりを邪魔することもある…とハッとしました。この気付きを心に留めて、縁のあった人たちに、積極的に声を掛けていきます」「どれだけ多くの人に支えてもらってきたかと感謝が込み上げて…。恩に報いるためにも、人の支えになれる自分にならなくては！」。それぞれが、係として頑張る気持ちでいっぱいです。

「『我は信者の手本』というご神示の一節が心に残りました。初めての子育てで戸惑うこともありますが、妻と何でも話し合って、“和のある家庭”を築いていきたいです。そして、人を思う心遣いをますます大切に…。我が家に良いものを残していきます」。

「係に就任してから、心が大きく変わった」と語るのは、妻子と参加した男性です。「人の仕合せを願うのが当たり前になって、家族にかける思いも深まりました。供丸清先生のお話にあったように、心遣いの一つ一つが未来へつながっていくと思うと、何としても“心”を磨き、人生を極めたい…」。ほとばしる決意を語る姿を見詰めながら、息子さんも思いを重ねます。「父は別人みたいです。どんな話も否定しないで聞いてくれ、母とも仲良し。その姿勢を見習って、いつか親からバトンを受け継げる自分を目指します」。

係を交代した方々に、地域の仲間が、「今までありがとう」「温かな心をかけてもらったことを忘れない」と拍手を送る様子も。交代する方々は、「これからも変わらずに、人の仕合せを願う心を持ち続けたい」「気付きや喜びの共有は、生きている間中、ずっとできること。地域のみんなと生き方を高めていきます」などと、前向きな思いを語っていました。